緑釉花文陶片 平安時代 9世紀 売約済
この陶片を見た時、
「値段はどうでも良い。買おう!」
たかが陶片です。この時点で骨董屋失格でしょう。
そして、
「これは一生持っていよう!」
もう骨董屋落第です。
某先輩業者より、
「非売品をつくるなよ。なんでも売れ。」と教えをうけて
いるのに非売品です。
陶片とは云え、もう一生買えないかもしれないし…良いか。
もう駄々っ子です。あわす顔がありません。
コレクター気分が抜けず、自慢したくてしょうがない。
つい先程、お客さんにお見せしたところ。
「いただきましょう。幾らですか?」
…売りました。
仕入れてから、わずか一週間の骨董屋の非売品でした…