伝藤原有家筆 多田切
鎌倉時代の古筆切としては、姫路切とともに
珍重される多田切。
新古今集巻第六「冬歌」
日くるればあふ人もなしまさきちる
みねのあらしのおとばかりして
をのづからおとするものはにはのをもに
この葉ふきまくたにのゆふ風
夜深き冬をなぐさむる掛物にて、茶方ならば
此の一幅で夜咄。となるでしょうか。
《売約済》