伝西行筆 堀河院百首切
素紙に堀河院百首が書写されている。
伝承筆者は西行。通常は甘露寺資経を伝承筆者とするが、当該断簡のように、異伝にて西行を筆者と仮託することも多い。
書写年代は12世紀平安時代。
この西行本(資経とも)は堀河院百首成立時に近い書写で貴重である。
釈文
仲實
たかさこのをのへのまつはさしなから
なにをしるしにしかのなくらん
俊頼
よもすからまちかねやまになくしかは
おほろけにやはこえをたつらん
師時
あしひきのみゝなしやまにたつしかも
つまこひすらしきく人なしに
顕仲
よの中をあきはてぬとやさをしかの
いまはあらしのやまになくらん
《売約済》
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