伝慈円 伝藤原定家筆 本能寺切
天に二本・地に一本罫線を引いた素紙に千五百番歌合が
書写されている。
書写年代は鎌倉時代13世紀。
慈円・定家ともに多くの古筆の伝承筆者とされている。
本文は慈円、判詞が定家である。
千五百番歌合は後鳥羽院が主催した史上空前の歌合
(実際の催しは無く、机上の歌合)。
田村市郎氏の旧蔵である。
田村家入札目録 所載
釈文
八百十七番
左 宮内卿
つのくにやなからへもせてあきはけふ
いくたのおくにかせそはけしき
右 三宮
うちわひてなかむるそらのうきくもに
こよひはかりのあきかせそ吹
つのくにやなからへいくたなと
事かさなりてや侍らん
右はさせるとかなく侍へし
《売約済》
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