藍の雲紙に、雲母・金銀の箔を蒔いた美麗な料紙に和漢朗詠集が書写されている。書写年代は鎌倉時代13世紀である。伝承筆者の後京極良経(九条良経)は、和歌・漢詩・書に優れ、事にその書風は、後京極流と称されるほど盛行した。釈文 晩夏竹亭陰合偏宜夏 水欄風涼不待秋なつはつるあふきと秋のしらつゆはいつれかまつはおきまさるらんねきこともきかすあらふる神たにもけふはなこしと人はいふなり
《売約済》