素紙に堀河院百首が書写されている。書写年代は鎌倉時代13世紀である。伝承筆者の後京極良経(九条良経)は、和歌・漢詩・書に優れ、事にその書風は、後京極流と称されるほど盛行した。古筆学大成所載釈文さくらはな山ちもみえすちりにけりこれよりはるはくれ行くかとよ 顕仲あやなくになけゝはくるゝはるかとてけふをしまねとたちもとまらす 基俊はるかすみたちとまらねはいりひさすやまさへけふはうらめしき哉
《売約済》