伝宗尊親王筆 如意宝集切
素紙に如意宝集が書写されている。当該断簡は巻第二夏である。
書写年代は11世紀中頃、または後半とされる。書風は高野切の系統で、類似書風に十巻本歌合がある。
伝承筆者の宗尊親王(1242~74)は鎌倉時代の宮将軍で和歌に長じ、
11世紀の多くの古筆の筆者に仮託される。江守賢治氏旧蔵。箱書は吉澤義則氏。
古筆学大成第16巻(平成2年)所載。
釈文
いへにいきてなにをかたらんあしひ
きのやまほとゝきすひとこえもなけ
女四内親王屏風
坂上是則
やまかつとひとはいへともほとゝきすまつ
はつこえはわれのみそきく
屏風よみひとしらす
《売約済》
- 平安時代
- 縦24.0cm 横12.6cm(本紙)
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