伝藤原為家筆 姫路切
一風 萌黄地二重蔓唐花文金襴
中廻 茶地鱗菱文銀襴
上下 薄青磁地雲文緞子
金銀切箔・砂子・楓文の金銀切箔を施し、雲母を撒いた美麗な料紙に源氏狭衣百番歌合が書写されている。
鎌倉中期に書写されたと思われ、同時代を代表する能書の手によるものである。
極札は無く、福田喜兵衛氏の箱書が添う。
吉田丹左衛門氏の旧蔵である。
吉田氏と田中親美氏による「月影帖」「日暮帖」、吉田楓軒入札目録、古筆学大成などに所載されている。
釈文
右
女二宮に
うたゝねを中ゝゆめとおもはゝや
さめてあはする人しありやと
《売約済》
- 鎌倉時代
- 縦24.0cm 横12.6cm(本紙)
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