泉福寺焼経
華厳経巻第四 四諦品第四之一
藍紙(漉き染め・染料は藍)に金泥にて界罫を施し
金揉箔を撒いた料紙に、六十華厳が書写されている。
河内(九州説もある)の泉福寺に伝来したとされ、
何時の頃か焼損した為、泉福寺焼経と呼ばれる。
同様の料紙を使用した写経に、金剛峯寺蔵の色紙法華経があり、
本願寺本三十六人家集に似た下絵が存し、
また、金剛峯寺本と泉福寺焼経巻第四十とを比較するに
同系統の書風である事が確認される。
よって、泉福寺焼経も12世紀初頭が書写年代と云えよう。
《売約済》
- 平安時代
- 縦25.3cm(現存最大) 横23.7cm
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