巧まずして、緑青が緑と群青の片身がわりとなっている。
単純な造形の銅の筒。されど、この気品は何故生まれるのでしょうか。
蓋は側面に二本の約条がほどこされ、幾段か宝珠に向かって起伏がある。
フラットな蓋も良いが、此方は少しく建築的なおもむき。
丹後出土。
《売約済》